赤ワインケー キ

Rotweinkuchen 

スパイスの香り豊かな大人のケーキ

スパイスを効かせた赤ワインケーキです。 グリューワインケーキとも言い換えられそうな味わいは、冬の間のコーヒータイムにぴったりです。

《このケーキ、「ドイツ名物なんですか?」と聞かれると、 「うーん・・・・」と悩んでしまうんですけど、知ってる人は知ってるというか・・・・・ 「名前だけは知ってる」って人は結構います。》

ということで、ダンナの幼馴染のパーティーで初めて食べた時のこと、そこでお料理上手なオペラ歌手から レシピを習ったいきさつ等を最初は書いていたのですが、掲示板でtanさんのお義母様が作られていたとか、 Crossさんが東京のドイツ・バザーで食べたとか、ドイツのケーキを研究されてるschatzky☆さんから 「地元のワインを使って作るのが良い」ということを教えていただいたりと、「知ってる方は良くご存知の ケーキなのだなぁ」ということが分かりました。
更に、 「赤ワインケーキの赤ワインの味をもう少し出したいな~」ということで、レシピを掲載してから掲示板で話題沸騰となり、 いちごさん、tanさん、tokoさん、Crossさん、schatzky☆さんから、ご提案や情報をいただき、私も5回ほどいろいろ試した結果、以下の レシピで落ち着きました。
作った翌日、表面が少し固まって中がしっとりと馴染んだところが美味しいです。 上記の皆様をはじめ、作ったご感想を聞かせてくださった方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。

※ : 粉砂糖と書いているのは、ヨーロッパの場合、砂糖というとグラニュー糖が普通で、これだとなかなかバターに溶けてくれないからです。 日本なら上白糖で大丈夫だと思います。

※ : 赤ワインの銘柄指定は特にありませんが、さっぱりした若いものより、どっしりした味の濃いものの方が美味しくできるな~と思います。 安いワインで構いませんが、せっかくだから、自分が美味しいと思えるものがいいのではないでしょうか。 そうじゃないと、残りを飲む楽しみがなくなりますし(笑)。←なんか逆?とは言っても、赤ワインに飲み残しってあまり存在しない し・・・・ケーキ作る目的 で開けて、飲みませう。ちなみに、私が赤ワインケーキ作りを言い訳にいろいろ買って試した結果、「ケーキにしても美味しいし、普段飲むのも美味しい」と 思った赤ワインは、NIPOZZANO Riserva(ニポッツァーノ・リゼルヴァ)です。スイスだとコープでも売ってます。20フランしません。

  1. 型の内側に刷毛でバターを薄く塗って、茶漉しなどで薄く小麦粉を振っておきます。(分量外)
    お椀などに卵を割りいれて、よくかき混ぜておきます。
    小麦粉にベーキングパウダー、ココア、シナモン、クローブを混ぜてふるいにかけておきます。
    赤ワインを温めて、その中でチョコレートを溶かしておきます。
  2. ボールに室温で柔らかく戻したバターを入れて泡立て器で白っぽくふんわりとしたクリーム状になるまで練ります。その 時、粉砂糖を 3~4回に分けて加えていきます。
  3. ②の中に解きほぐした卵を少しずつ少しずつ入れながら、更に泡だて器でバターをかき混ぜます。卵の量が多いので分離 しますが、気 にしません(笑)。
  4. ふるっておいた小麦粉&ベーキングパウダー&スパイス類をボールに一気に加えて、泡だて器でさっさっと混ぜ、 適当に混ざったところで、チョコレートを溶かした赤ワインを入れて手早く混ぜたら、ヘラなどを使って型の中に均等にタネを入れます。 台の上に型をトントンと落として空気を抜きます。
  5. 180度に熱したオーブンに入れて50~60分焼きます。串を刺してみて、何もくっついてこなかったら出来上がり♪
  6. 型に入れたまま逆さにした状態で網などの上におきます。 その時、濡れ布巾などで型を覆ってやると、はずれ易くなるそうです。 そして、10分ほど経ったら、底をこんこんと叩いてやると型からケーキがすぽっと抜けます。
    (JUNJUNさんによると、シリコン型でやるとバターを塗ることなく、すぽっといくそうです。)
  7. まだケーキが温かいうちに40gの赤ワインを刷毛でケーキに塗って、 ケーキが冷えて、ケーキの表面の湿っぽさがなくなったところで、40gの粉砂糖を10gの赤ワインで溶かしたものをケーキの表面にたっぷり塗り付けます。