根 セロリのカツレツ

Sellerieschnitzel

野菜の高い冬の時期、スーパーにごろごろと置いてある根セロリですが、 私もつい最近まで使い方がよく分からずに倦厭していました。 職場の昼食でこのカツレツ状のセロリをいただいて、美味しい!と思いそれからよく作っています。 スイスのホテルのディナーでは、根セロリをじゃが芋のピュレーに混ぜたものをお肉の付け合せとしていたり、 生のまま極細に切ったものがサラダ(「ウォルドルフサラダ」参 照)に混ぜてあったりしました。 意外と匂いもきつくなくてピュレは上品な味だったし、サラダにしても意外と味の主張は強くなくていけました。 冬の献立の強い味方になりそうです。

根セロリは、なるべく緑色のものが新鮮だそうです。 また、購入する際は、叩いてみて空洞があるような音がしないものを選ぶと良いそうです。

  1. 根セロリは約1cmの厚さにスライスして、皮をむき、1%の塩水(1リットルの水に塩小さじ2)で柔らかすぎない程度に 約5分茹で、ザルなどにあげて水気を切っておきます。
  2. 根セロリの粗熱がとれたら、コロッケやとんかつを作るように塩こしょうをして、小麦粉、とき卵、パン粉をつけて 油をひいたフライパンで両面をこんがりと焼くか、180℃の油でキツネ色に色づくまで揚げたら出来上がり。
  3. 塩・こしょうを強めにすれば、それだけで美味しくいただけるのですが、とんかつソースやトマトソース、西洋わさびソース(ク ヴァーク+塩+西洋わさび)を つけていただきます。

自家製の冷凍食品として「一口カツ」
うちでは、根セロリのカツレツはお弁当のおかずとしてもよく登場しています。一口サイズにカットして、パン粉をつけるところまで仕上げておき、バットに並 べて冷凍後、カチカチに凍ったところでジップロックに入れて冷凍保存しています。調理する時には、凍ったままキツネ色に揚げたら出来上がり。ケチャップを つけてお弁当箱に詰めます。

日本風のパン粉
ドイツやスイスで売られているパン粉は、粒子が小さくてサラサラしすぎていて好きではないので、週末のツォップフなど白パンは、固くなったら無理して食べ ずに、かたまりのまま冷凍庫に放り込んでいます。調理で必要な都度とり出しては、凍ったままレシュティ用の目の粗いおろし金でおろして、パン粉の出来上が りです。