ドイツ風ポテトサラダ

Kartoffelsalat

ドイツでソーセージなどの付け合せで出てくる、マヨネーズを使わず、ブイヨンと ドレッシングで仕上げた、さっぱりしたポテトサラダです。バーベキューパーティーなどでも、グリルしたお肉やソーセージとよく合うので、 持ち寄りなどではいつも得意な誰かが作ってきていて、一番になくなってしまうほど人気のサラダだと思います。

 でも、これも最近まで私の不得意なサラダでした。こういう家庭の味っぽいものって、意外とレシピ本に 載っていないんですよ ね。 ヘルシー指向のお義母さんも、こういう重たいサラダは自分では作らないので、彼女の知り合いの上手な人の作り方を教えてもらったり。 それでも、「濃いブイヨンで味を調えるのがポイントですって。2個も入れるんですって。」とお義母さんは言うものの、私が「それは じゃが芋何キロに対して2個?」と聞き返すと、「分からないわ。」とかなりあやふや。他にも、生玉ねぎの苦手な私は、塩で揉んで水でさらしてから サラダに混ぜてみても、なんだかやっぱり玉ねぎの味がきつ過ぎてイマイチだと感じるし、「じゃが芋が熱いうちに皮をむいて味をつけるのが ポイント。」と聞いても、熱いうちに皮をむくなんて、いくら毎日パンを焼いてて手の皮が厚い私でも、嫌になってくる作業です。

 何度もイマイチなポテトサラダを作りながら試行錯誤して、やっと最近簡単で美味しく作れるようになり ました。玉ねぎには しっかり火を通しつ つ、 じゃが芋もしっかり冷めてから皮をむいて良いように、しかも鍋を温めるついでにじゃが芋も温めなおすので味を馴染ませる作業も万全という、一石三鳥の作り 方。ソーセージのお供に、夏のバーベキューのお供に、ぜひ一度お試しください。

※ : じゃが芋は、煮崩れしにくいメークイン系(fest kochend)を使用します。

※ : 私が使うブイヨンはいつも Reformhaus のKlare Gemuesebruehe という純植物性のくせのないもので、 1個で1/2リットル用というものです。お使いのブイヨンが何リットル用のものか確かめてから調味してください。ちなみに、野菜系に限らず、ビーフブイヨ ンでもチキンコンソメでも美味しくできます。

  1. じゃが芋は皮ごと茹でて、皮をむきやすいように冷ましておきます。
  2. ベーコンは細切り、玉ねぎはみじん切り、①のじゃが芋は小さなナイフで皮を薄くむいて(皮と身の間に刃先を入れる と、簡単に ツーッと薄皮だけがむけます)、4-5mm厚さの薄切りにしておきます。
  3. 蓋のできる鍋か深めのフライパンを火にかけて、②のベーコンを入れて色がつくまで炒めます。ベーコンから脂が出てく るので、炒め 油は特に必要ありません。
  4. さらに②の玉ねぎを加えて炒め、少ししんなりしたら、固形ブイヨンと水を加えます。
  5. ブイヨンが溶けたようなら、②のじゃが芋を鍋に入れて、混ぜずに蓋をして弱火で10分蒸し煮にします。これで、じゃ が芋はまた温 まり、味を吸いやすくなります。
  6. その間にサラダボールに、白バルサミコ酢、サラダ油、マスタードを入れて混ぜておき、アサツキは小口切りにしておきます。
  7. じゃが芋が温まったようなら、鍋を火から下ろして、ヘラなどでざっくりと潰さないように気をつけながら、じゃが芋と ブイヨンを絡 ませます。
  8. ⑥で用意したドレッシングの入ったサラダボールに、まだ温かい⑦のじゃが芋を入れ、あさつきと一緒に丁寧に混ぜ、 30分以上その まま自然に冷ましながら味を馴染ませたら、出来上がり。