胡瓜の甘酢サラダ

Gurkensalat süß-sauer

またの名を「クラウディアのグルケン・ザラート」。というのも、お友達のクラウディアが我が家での食事会に 持ってきてくれたのがきっかけで、私も作るようになったから。持ち寄りパーティーではないのですが、お友達を呼んで、「うちで普段よりちょっと豪華に食 事をしましょう」なんて時には、大抵みんな、「何か持って行こうか?」と 聞いてくれます。この日は、クラウディアがサラダを持ってきてくれて、 はるちゃんがデザート用の抹茶シフォンケーキを持ってきてくれたのでした。
どちらもとっても美味しかったのですが、ガラスの器に入った クラウディアの胡瓜のサラダは、見た目が涼しげで美しく、少しピリッとして、ミントの良い香りがして、そしてちょっぴり甘くて、スイス人や ドイツ人がパーティーに持ってきそうなサラダとは全然違ってて、その意外性も含めてとても美味しかったのです。聞いてみると、蜂蜜とペペロンチーノ・オ リーブオイル(お土産に持ってきてくれました)が入ってるとのこと。あとは、庭のハーブを刻んで 入れただけ、とのことでした。
私も作ってみようと思って、「これは日本の甘酢漬けの西洋バージョンってとこかしら」と、甘酢の分量で作ったら甘すぎたので、 何度か気に入る味になるまで作ってみました。ペペロンチーノ・オリーブオイルは、名前から想像するより全然辛くなかったので、 私は唐辛子(鷹の爪より辛い)を少し刻んで入れるようになりました。ハーブはベランダのプランターからいろいろ取って来ますが、さわやかな香りが美味しい のでミントは必ず入れています。ミントをお料理に 使うなんて、なんだか違和感があるかもしれません。私も昔はそうでしたが、アラブ料理にはよく使われているので、 食べているうちにそんな使い方もだんだん好きになりました。ちょっと珍しい夏のサラダ、ぜひお試しください。

※ : 写真は、Gurken Nostraniという巨大キュウリとは違う方です。2本で重量500g強、種を 取ったら正味350gぐらいです。

※ : 私が使っているハーブは、ミント、ディル、バジル、チャイブ、イタリアンパセリです。

  1. キュウリは両端を落として縦に切り、スプーンで種の部分をこそぎ落として1cm幅に切ったら、 塩をまぶして15分ほどそのまま置いておきます。
  2. サラダボールに酢、オリーブオイル、蜂蜜、塩、唐辛子を加えてまぜます。唐辛子は食べる前に 取り出しても良いと思います。特にドイツ人とかスイス人は辛いものが苦手な人が多く、よりによって、そういう人に 限って偶然にかけらを食べてしまったりして、「辛い辛い」と騒いだりするので。
  3. キュウリを少しずつ両手でぎゅーっと絞って水気を落としてから、②の中に入れて混ぜ、更に刻んだハーブを たっぷり混ぜたらできあがり。