チコリのクリームパスタ

Spaghetti mit Chicorée-Cremesauce

最近は年中売られていますが、もともとは冬のお野菜のチコリ。以前はベルギー在住の方に教えていただいた 「クリームスープ」にしたり、お義母さんに教えてもらった「グラタン」にすることが多かったのですが、手抜き主婦の 私は両方のレシピを足して2で割ったようなクリームソースを作って、パスタと食べるのを我が家の定番にしてしまいました。 ほろ苦いチコリと発酵クリームで作るソースは、クリーム系パスタなのに意外にさっぱり頂けます。簡単で美味しいので、 是非お試しください♪

ところで、「暗い場所で白く育てる」というチコリですけど、その栽培方法を2002年春にBIO農家で研修をした時に 教えてもらいました。チコリは夏場は普通の植物と同じように、土の上に葉っぱを茂らせて育つのですが、葉の部分は秋になったら刈りとってしまい(これは用 無し)、土の下から株だけを掘り出して、 植木鉢などに植えなおし、冷たくて暗い地下室などに覆いをして置いておくのだそうです。 そして、チコリが食べたくなったら、温かい室内などへ持ってきて水をやり、引き続き覆いをかぶせておくと、 むくむくと芽が出てくる。これが私達が食べてるチコリなのだそうですよ。

※ : 私が使うブイヨンはいつもReformhaus のKlare Gemuesebruehe という純植物性のくせのないもので、 1個で1/2リットル用というものです。お使いのブイヨンが何リットル用のものか確かめてから調味してください。

※ : 発酵クリームとは、生クリームに乳酸菌を添加して培養、発酵させてつくられたもので、ドイツでは Crème fraîche 、Schmand(Saure-Sahne、Sauerrahm)が一般的ですが、私は脂肪分が40%のCrème fraîcheはあまり使わず、 脂肪分とお値段がその半分のSchmand(Saure-Sahne、Sauerrahm)をよく使っていました。スイスに来てからは Sauer-Halbrahmを よく使っています。日本ではCrème fraîcheと似たものが「サワークリーム」「クレーム・ラフィネ」という名前で売られているようです。

  1. ベーコンは5mm幅の細切り、ポロ葱は縦に切って洗ってから千切り、チコリも縦に切って洗ってから5mm~1cm幅に ザクザク切っておきます。
  2. フライパンを熱してバターを溶かし、ベーコン、葱、塩を入れて、ほんのり色づくまでしっかり炒めます。
  3. チコリとほぐした固形ブイヨンを加えて、チコリがしんなりするまで炒め、ナツメグと発酵クリームを加えて ひと煮立ちさせたら出来上がり♪
  4. 茹でたアツアツのパスタと絡めて召し上がれ。