えんどう豆のカプチーノ

Erbsen-Cappuccino

春らしく淡い緑色の美しいスープです。2004年、アルザス旅行でダンナが食べた「オマール海老のカプチーノ」を真似して、カップに 注いで、泡立てた牛乳を浮かべて「えんどう豆のカプチーノ」に進化しました。もともとのスープは、別名「怪我の功名スープ」。2003年春、私が 事故で大怪我をして2ヶ月以上流動食生活をしたことがきっかけで作るようになったんです。
当時、私は物をぜんぜん噛むことができない状態だったので、なんでもかんでもミキサーで粉砕して離乳食みたにして食べないといけなかったんです。もちろ ん、 ドイツからお義母さんが美味しい白アスパラを持ってきてくれて、折らないようにきれいに皮をむいて茹でてくれたものでさえっ、ミキサーでポタージュに してすすって食べていたんですっ。一度に沢山食べられなかったので、茹でた白アスパラを小分けして冷凍しておいて、流動食(主にスープ)を作る時に 混ぜていたんですけど、それで茹でた白アスパラガスをポタージュスープのベースにすると美味しいことを発見しました。普通食も食べられるように なってからも、市販の瓶詰め白アスパラガスは我が家の食材棚の必需品になりました。
ちゃんと裏ごしすれば、口当たりもよくなってもっと上品になるんでしょうけど、大雑把な私はフードプロセッサーにかけるだけ。材料も冷凍グリーンピースと 瓶詰め白アスパラを使うので、10分もあればできてしまいます。ぜひお試しください♪

※ : 私が使うブイヨンはいつも Reformhaus のKlare Gemuesebruehe という純植物性のくせのないもので、 1個で1/2リットル用というものです。お使いのブイヨンが何リットル用のものか確かめてから調味してください。

※ : ミルク泡だて器をお持ちでない場合は、温めた牛乳をあく取り杓子でかき混ぜると良いですよ。実際、私は持っていないので 写真の通り、網杓子で泡立てています。

※ : 相変わらず私のレシピというのは、いかにして買ってきた材料を無駄なく使い切るかっていう分量になっているので(スイスのスーパーで 売ってる瓶詰め白アスパラは180g入り)、白アスパラの量はお好みや使い勝手で変更してください。レシピは瓶に一緒に入っている茹で汁の ようなものも含めた分量なので、量を増やす場合は水の分量を調節してください。

  1. 解凍したグリーンピースと瓶詰め白アスパラを汁ごとフードプロセッサー(もしくはミキサー)に入れてポタージュ状態にします。 少し水分を足してやると、うまく機械が回るので、100ml水を加えて、さらに細かく粉砕します。
  2. ①でできた緑色のポタージュをお鍋に入れ、残りの100mlの水は一度フードプロセッサーに入れて中を洗うようにしてから、鍋に加えます。
  3. 鍋を弱火にかけて、ふつふつと煮えてきたらブイヨンと塩を入れ、5分ほどそのまま煮ます。
  4. その間に牛乳を温めて泡立てておきます。牛乳の量は、だいたいカップ当たり75ml~100mlです。カップの大きさやお好みで 調節してください。
  5. カップの半分ぐらいまで③のスープを注ぎ、カプチーノの要領で④の泡立て牛乳を上からそっと注ぎ、上からこしょうをひいたら出来 上がりです。よくかき混ぜて召し上がれ♪