グリーンサラダ

Grüner Salat 

皆さんのお宅はどんなサラダを召し上がってますか? ドレッシングはどんな感じ?
 家によっていろいろ違うことと思います。酢・油・塩・コショウで作る基本的なドレッシングであるヴィネグレット(Vinaigrette) は、 ヨーロッパの一般的なレシピによると酢と油の割合は1:2-1:3なんですが、うちはいつも1:1で作ります。 ヨーロッパの他の国はどうなのか知りませんが、サラダの作り方も極めてドイツ式。 まずボールの中にドレッシングを作って、そこに野菜を入れて混ぜるという方法です。他にうちで特徴的なのは、 だいたいいつも乾煎りしたアツアツのひまわりの種やカリカリベーコン、オリーブオイルで炒めたニンニクをジュッとドレッシングに混ぜることでしょうか。 こうすると香ばしいアクセントがつくばかりでなく、酢の酸味がいくらか飛んでまろやかに仕上がるように思います。
 グリーンサラダのイメージは「夏」ですが、私が大好きでグリーンサラダに必ず入れるマーシュ(独: Feldsalat, 英: Cornsalad, 瑞: Nüsslisalat) は、 冬のお野菜。かわいい葉っぱとちょっと甘いような味が、バルサミコ酢のマイルドなドレッシングとマッシュルームの味とよく 合って、冬になると何度も作るサラダです。マーシュは株の根元によく土が残っていて、食べる時にこれを噛んでしまうとサラダが 一気に不味くなるので、私は溜め水で何度も洗った後、面倒でも一株一株ナイフで根元を切り落としています。こんな手間が かかってもやっぱり美味しいので、冬の間はサラダを作るとなるといつもマーシュを手に取ってしまいます。

  1. フライパンを熱してひまわりの種を炒ります。その間に、サラダボールにバルサミコ酢、オリーブオイル、塩を入れてまぜておきま す。
  2. ひまわりの種が香ばしい色と香りになったら、アツアツのまま①のサラダボールの中にジュッと音をさせながら入れます。
  3. マーシュを洗います。土が結構ついてるので、溜めた水の中にしばらくつけて、水中で軽く揺すったりしながら、土を水底に沈め、 そっと野菜を取り出しては、下に溜まった土と共に水を捨てる。というのを私は数回繰り返します。
  4. ②のボールに4つ割りにしたミニトマトを入れ、その上に水気を切って一株一株根元をナイフで切り取ったマーシュ、 洗って水気を切り、食べやすい大きさに手でちぎったルッコラ、洗って石づきを薄く落として縦に 薄くスライスしたマッシュルームを入れたら、上からこしょうをひいて出来上がり。
  5. 食べる直前にテーブルの上でよく混ぜて、各自のお皿に盛ります。