りんごのシュトロイゼルクーヘン

Apfel-Streuselkuchen 

このページはプルーンケーキの続きです。

ドイツでとってもポピュラーなイースト生地の天板ケーキですが、スイスではほとんどお目にかかりません。フルーツをたっぷ り並べて焼く素朴な味わいは、スイス人の口にもすごく合うもので、皆さんとても気に入ってくださいます。イースト生地にすると、使うお砂糖やバターの量が 格段に減らせるのも、喜ばれるもう一つのポイントですね。スイスの若い女の子たちも、話題はいつもダイエットですから。先日職場で作った、簡単なりんご ケーキのレシピをご紹介します。

ドイツでもりんごのシュトロイゼルクーヘンはありますが、 学校や職場で作るのは、すでに火の通っている缶詰に入っている柵切りりんごを使うことがほとんどです。 これを家でやろうとすると、先に煮なきゃいけないという手間が入ってしまいます。私のレシピの重要ポイントの一つは「簡単」ですから、もちろん簡単なやり 方を。30分オーブンに入っている間にりんごに火が通ってやわらかくなればいいわけなので、 火が通りやすくなるように千切りしてしまいます。これでばっちり美味しいりんごのシュトロイゼルクーヘンの出来上がりです!ぜひ一度お試しください。

  1. ボールに、小麦粉から塩までの材料を入れて捏ねます。だいたいまとまってきたところで室温にもどしたバターを加えて 10分ほど まとまるまで捏ねます。
  2. 覆いをして、室温で30分生地を休ませます。 その間に、りんごを4つ割りにして芯と種を抜き、スライサーで千切り(シュレッダー切り)にします。焼いてしまえば同じなので、変色は気にしません。
  3. 天板にシートを敷いて、その上に伸ばした生地を敷き、フォークでいっぱい穴をあけます。 生地の上に小匙1程度の砂糖とシナモンを振りかけてから、りんごを並べます。
  4. シュトロイゼルを作ります。
    室温に戻したバターと砂糖をボールに入れて、手で混ぜます。 だいたいまとまったところで、小麦粉を一気に加えて手早く混ぜます。 のろのろとシュトロイゼルを混ぜていると、粉とバターがきれいにまとまってクッキーのようになってしまうので、 手早くやってください。粉っぽいぼろぼろの状態で正解です。
  5. パラパラとプルーンののったケーキ 一面に振りかけます。 イースト天板生地がふんわりした方が美味しいので、このまま室温で30分ほど放っておきます。
  6. 200℃のオーブンで約30分焼きます。シュトロイゼルがきれいに色づき、ぺティナイフなどでケーキを持ち上げてみ て底に薄く色がついていたら出来あがり。お好みの大きさに四角く 切っていただきます。