レシュティ/ロシュティ

Rösti 

ジャガイモのパンケーキって感じのもの。
スイス料理の付け合せでよく出てくるものですが、簡単なレストランではこれを単品で食べられる所もあります。 もろジャガイモ料理なので、ハズレることはめったに無いとは思うのですが、 私は一度チューリッヒのパラーデプラッツにある、有名スイス料理レストランで妙に粉っぽいRöstiを食べたことがあります。 結構夜遅かったので、「ジャガイモが足りなくて、小麦粉とか足してるんちゃうか?!」っていう疑惑を抱いたものです。 でもま、スイスへご旅行の際には、是非Röstiをご賞味ください。 ちなみに、フライパンで焼くだけのRöstiのレトルトパックをスーパーで購入することもできます。 私は買ったことがないので、味の保証はできませんが。
さて、このRösti、このレシピでは茹でたジャガイモで作るんですが、生のジャガイモでも作るものもあり、 そちらもなかなか美味しいですよ。

※ : 今回はCharlotteという種類のジャガイモを使いました。 Charlotte は日本でいうとメークイン(festkochend) に属するもので、粘りがあって煮崩れしません。 茹でてる間にはじけることもほとんどないので、いつも土のついたまま茹でてしまいます。 ちなみに、日本の男爵のような身が柔らかくて、ポテトサラダやスープにすると口当たりのいいものを mehligkochend と呼びます。

  1. 玉ねぎはみじん切りに、ベーコンも小さく刻んで大さじ1のバター、塩小匙2、コショウと共に色づくまで炒めておきま す。 塩の量が多いのは、後で900gのジャガイモと混ぜる為ですので、ご心配なく。
  2. ジャガイモを茹でて皮をむき、穴の大きなRösti用のおろし金でおろすか、包丁で粗く刻みま す。 ジャガイモが温かいと、おろし金にくっついて扱いにくいので、ジャガイモは前もって茹でておいた方がむしろ良いぐらいです。 Rösti用のおろし金の穴の大きさは、幅1cm、高さ0,5cmです。
  3. おろし たジャガイモに塩辛く炒めた玉ねぎを加えて、よく混ぜます。
  4. フライパンを熱して、大さじ1/2のバターを落し、そこへおろしたジャガイモの半量を入れて、表面が平らになるよう に ヘラ等で軽く押さえて、5~10分中火で炒めます。
  5. 底面がこんがり色づいているのを確認したら、お皿等を使ってジャガイモをひっくり返します。 その時、もう片面もこんがり焼けるように、バター大さじ1/2をフライパンに落します。
  6. 両面がこんがり焼けたら出来あがり。 お料理の付け合せとしてなら、このまま。 この日は、ランチに単品として頂いたので、⑤の時にチーズや卵を乗せてフタをして焼きました。