タブーレ

Tabouleh

クスクスのサラダです。暑い夏の日のランチや、お肉などのつけ合わせに美味しい、爽やかなアラブ料理です。

北アフリカの伝統的なお料理であるクスクスは、昔はセモリナ(粗びき小麦)をひいて、そこに小麦粉と塩水を加え、両手をす り合わせるよう混ぜるという方法で、家庭の主婦が手作りしていたんだそうです。今では工場生産のものが大半だそうですが、本場ではもちろん蒸して調理するのだそう。こ こヨーロッパで一般に売られているクスクスは、すでに一度火が通してあるので、熱湯で戻すだけのタイプです。本当にすぐに出来ちゃいますし、温かく頂いて も、このタブーレのようにサラダと混ぜて冷たく頂いても、どんな味付け にもあうので、一人暮らしの学生さんなんかは、もっと活用されたら便利でしょうね。

さて、このタブーレ、本物はアラブ料理らしくイタリアンパセリがどっさり入っているのですが、日本人の私はそこまでパセリ に愛着はありませんし、どちらかというと、このお料理のミントの香 りのアクセントが好きで作っている方なので、ハーブはミントとあさつきだけにしてしまったり、きゅうりの水っぽい風味が嫌でズッキーニを入れたり、はたま たチーズを入れたりと、 アレンジだらけですけど、これが我が家の定番タブーレ。

材料も切るだけでできちゃいますし、炭水化物とサラダが混ざったお料理なので、これにお肉を焼いたもの などを添えるだけで、大満足の献立になります。バーベキューの付け合せにも最適ですよ。是非お試しください。

※ : 私が使用しているのは、「Couscous Ricci 5min」というもので、パッケージの裏には調理例として、クスクス160gに対して湯220mlとあります。 ご使用のクスクスの水加減や調理時間を確認して作ってください。

※ : 私は頂き物のペペロンチーノ・オリーブオイル(きゅ うりの甘酢サラダ参照)を使っているのですが、オリーブオイルだけで作るよりも美味しくできると思っています。ですので、材料にはオ リーブオイルと唐辛子と書きましたが、風味付けする程度なので辛くならないようにしてください。代わりにラー油を数滴垂らすだけでもいいと思います。

  1. クスクスを蓋のできる容器に入れて、塩をふりかけ、分量の熱湯をかけて蓋をします。5分経ったら蓋を取ってお箸などで混ぜてほぐし、冷ましておきます。
  2. ボールに調味料を入れて混ぜ、そこへスライサーで千切りにしたズッキーニ、約1cmの角切りにしたトマト、パプリカ、チーズを入れて混ぜます。
  3. みじん切りにしたミントとあさつき、あら熱の取れたクスクスを混ぜたら、冷蔵庫で30分ほど寝かせて、冷たく味を馴染ませたら出来上がり。