チャバッタ

Ciabatta 

1999年夏頃から、ドイツ全国で人気のあるイタリアパンです。 本当のレシピでは、パスタに使用する硬質小麦で作りますが、 たいていのドイツパン屋さんでは、普段使う白い小麦粉で代用しています。夏の食卓に、サラダに添えるのによく合いますし、オリーブやドライド・トマトの 入ったものは、そのまま食べても十分美味しいので、パーティーのお供にも最適です。
ちなみに、硬質小麦で作るチャバッタは、生地が黄色っぽくて、少しモチモチした食感に仕上がります。

  1. チャバッタ作りには、Vorteig(フォアタイク = 前生地)を使います。 Vorteigというのは、粉分量の30%程度、同量の水、わずかなイーストを混ぜたものです。 Vorteigを作ってから生地を作る方法で出来たパンの方が、風味が良く、長持ちします。この糊状のものを2~8時間置いておきます。
    詳しくは「美味しく仕上げるコツ」をご参照ください。
    室温の違い等により、放置時間は異なりますが、Vorteigが最大に膨らんで、 しぼんでしまう直前直後が、Vorteigが熟成した時、つまり「使い時」と言われます。
  2. ボールに発酵したVorteigと残りの材料を入れ、10分くらいしっかり捏ねると、チャバッタ生地の完成です。 オリーブ入りチャバッタ、トマトチャバッタを作りたい時は、この時、以下の割合で生地に材料を混ぜ込みます。

3.  20分ほどそのまま生地を休め、420gずつ計り分けて打ち粉をたっぷりした台の上におきます。
4.  さらに5分ほどそのままにして生地の緊張が取り、そのまま上から生地を押し広げて、粉のついた方を上に シートを敷いた天板に並べ、布巾をかけて約1時間半暖かめの室温で発酵させます。
5.  230℃のオーブンで20分~25分焼いたら出来上がり。