1-2-3 Rezept (アインス・ツヴァイ・ドライ・レツェプト)
名前の通りTeeのお供の焼き菓子。砂糖と バターと粉を1:2:3の割合で混ぜて作るこの生地をMürbeteig(ミュルベタイク)といいます。 この生地は、クリスマスの時期でなくても白と黒の両方を工房にいつも常備しておいて、トルテの底を 作ったり、ゲデックター・アップフェルクーヘン(リンゴのフィリングを上からも蓋をかぶせて やいたケーキ)を作ったり、ロシア風ツップフクーヘンを 作 るのに使います。クリスマスの時期は、そのまま型抜きする以外に、 一工夫してハイデザント、白黒クッキー、シュ ピッツブーベンを作るための基本の生地になります。
白い生地だけを作るレシピ、白黒両方を作るレシピをご紹介します。何を作られるのか、どの大きさの型を使用 されるのかにもよりますが、この基本レシピで100~150個のクッキーができます。
※ : バニラパウダーは、バニラビーンズをさやごと粉末にしたもので、工房でよく使うものです。スパイスの専門店に行けばあるのですが、 残念ながらドイツやスイスのスーパーの製菓材料売り場にはありません。 砂糖の一部をバニラシュガーで置き換えるか、バニラエッセンスを使用してください。
- 室温にもどしたバターと塩をボールに入れて、手でかき混ぜながら砂糖を3-4回に分けて入れ、ふんわりするまでよく 混ぜます。
- 卵を加えてよく馴染んだところで、 小麦粉とバニラパウダーを混ぜておいたものを一気に加えて軽く捏ねます。
- だいたいまとまったところで、タッパー等フタのできる容器に入れて、涼しいところに一晩おきます。 これは、砂糖をきちんと溶かすためなので、すぐに焼きたい方は、粉砂糖で生地を作ってください。
- 軽く打ち粉をしながら、4-5mmに生地をのばしてお好きな型で型抜きし、ペーパーを敷いた天板に並べます。
- 180℃のオーブンで12-15分あまり焦げ目のつかないように焼き上げます。
Schwarz-Weiss-Mürbeteig (白黒クッキー生地)
ドイツ語では黒を先に言うんですね。 基本クッキー生地の粉の部分を 5% ココアで置き換えて、ココア生地を作ります。 たとえば、上記Mürbeteigを作る時、卵まで混ぜた状態で、1/5(130g)のバタークリームを別のボールに取り分け、
を混ぜておいたものと捏ね合わせ、白い生地と別の容器に入れてねかせます。 言うまでもないですが、残りのバタークリームは 480gの粉と混ぜてくださいね。